受動態ってなぁに?

ドルたん受け身
ドルたん

「じゅどう…何?」っていう人でも大丈夫!今回は受動態についてLet’s study♪
(スマホで見る場合は画面を横向きにした方が見やすいかも)

主語が「する」のではなく「される
形は「be動詞+過去分詞(+by~)

文の形には「能動態(のうどうたい)」と「受動態(じゅどうたい)」があります。

☆ 能動態とは主語が「する」形
My mother washes this towel every morning. (私の母は毎朝このタオルを洗う)

☆ 受動態とは主語が「される」形
This towel is washed by my mother every morning. (このタオルは毎朝私の母によって洗われる)

タオルは洗う側ではなく洗われる側です。受動態は主語が動作などを受ける側になるので「受け身」とも言われます。

ドルたん

なんとなく受動態がどういうものか分かったかな?
それじゃあ詳しく説明していくよ♪

受動態の形は「be動詞+過去分詞(+by~)」です。
このbe動詞は実は助動詞で、正確には「助動詞のbe+過去分詞」ですが、ややこしくなるのでシンプルにbe動詞と覚えましょう。

上の受動態の例文をもう1度見てみましょう。

This towel is washed by my mother every morning. (このタオルは毎朝私の母によって洗われる)

まず最初にされる側のタオルが主語にきて、次に「be動詞+過去分詞」がきて、さらに誰(何)によってされるかを “by~” で表しています。

文の形としては難しくありませんが、時制に注意する必要があることと、過去分詞(特に不規則変化)を覚えておく必要があります。

A famous writer wrote this novel. (ある有名な作家がこの小説を書いた)

この英文を受動態に書き換えてみましょう。

This novel was written by a famous writer. (この小説はある有名な作家によって書かれた)

まず “wrote” が “write” の過去形であることを知らないと時制が分かりません。
過去だと分かれば be動詞は “is” ではなく “was” だと分かります。
そして “write” の過去分詞が “written” であることを知らないといけません。

また、過去分詞を見て時制を過去だと勘違いする人がいますが、受動態の時制はbe動詞で判断します(助動詞を含む文など、例外を除く)

ドルたん

受動態をマスターするためにも、過去形・過去分詞をしっかり覚えないとね☆
次は否定文と疑問文について説明するたん。

☆ 否定文

次の英文を受動態に書き換えます。

Ms.Suzuki didn’t use this pen yesterday. (鈴木先生は昨日このペンを使わなかった)

① 主語:使われる側の “this pen”
② be動詞:”did” が使われているので時制は過去だと分かります。そして主語が “this pen” なので “was” になります。
③ 過去分詞:used
④ 誰によって:by Ms.Suzuki

①~④により、次の英文が出来あがります。

This pen was not used by Ms.Suzuki yesterday. (このペンは昨日鈴木先生によって使われなかった)

否定文なのでbe動詞の後ろに “not” を付けるのを忘れないようにしましょう。また、否定文でも動詞は原形に戻さず、過去分詞のままです。

☆ 疑問文

次の英文を受動態に書き換えます。

Did he draw these pictures ? (彼がこれらの絵を描いたのですか)

いきなり疑問文を作るのが難しい場合、まずは肯定文を作ってみましょう。

① 主語:描かれた側の “these pictures”
② be動詞:”Did” が使われているので時制は過去だと分かります。そして主語が “these pictures” なので “were” になります。
③ 過去分詞:drawn
④ 誰によって:by him
※ 人称代名詞 (I, we, you, he, she, it, they) の場合、“by” の後ろは目的格 (me, us, you, him, her, it, them) にします。

①~④により、まず次の肯定文が出来ます。

These pictures were drawn by him. (これらの絵は彼によって描かれた)

これを疑問文にするので、be動詞を主語の前に持っていき、最後に “?” を付けます。また、疑問文でも動詞は原形に戻さず、過去分詞のままです。

Were these pictures drawn by him ? (これらの絵は彼によって描かれたのですか)
Yes, they were. / No, they weren’t.

疑問詞を使う場合は文の最初に置きましょう。
When were these pictures drawn by him ? (いつこれらの絵は彼によって描かれたのですか)

ここまで読んで気付いたかもしれませんが、受動態の文には「される」側=目的語が必要です。例えば

Birds fly. (鳥は飛ぶ)
I am happy. (私は幸せです)

といった目的語のない第1文型や第2文型は受動態にはなりません (文型についてはこちら)
言い換えれば、受動態には他動詞が必要ということです (自動詞・他動詞についてはこちら)

ドルたん

文型や自動詞・他動詞の知識は英語を理解するのにとても役立つたん☆
それじゃあ第4文型の受動態を見てみよう♪

☆ 第4文型を受動態にする

Shohei gave me a bat. (翔平は私に1本のバットをくれた)

この文にはされた側(=目的語)が2つありますので、受動態にする場合、2つの文ができます。
1つは翔平によってバットを与えられた「私」を主語にした文。
もう1つは翔平によって私に与えられた「バット」を主語にした文です。

① I was given a bat by Shohei. (私は翔平に1本のバットをもらいました)
② A bat was given (to) me by Shohei. (翔平によって1本のバットが私に与えられました)

①のように人を主語にする場合は「主語+be動詞+過去分詞+もう1つの目的語(物)+by~」の形にします。

②のように物を主語にする時は「主語+be動詞+過去分詞(+to)+もう1つの目的語(人)+by~」の形にします。
※ “to” が省略される場合もあります。空欄の数などに応じて使い分けましょう。

次の2つの英文を見てください。

I bought this dictionary for him.
I bought him this dictionary.

どちらも「私は彼にこの辞書を買ってあげた」という意味ですが、①は第3文型(目的語が1つ)で、②は第4文型(目的語が2つ)です。
“buy” や “make”、”cook” といった動詞は、前置詞を使って「~に」を表す場合は “to” ではなく “for” を使います。こうした “for” を使う動詞の場合は次の2点に注意。

① 物を主語にした場合、過去分詞と目的語の間の “for” は省略できない

This dictionary was bought for him by me.

人を主語にした受動態は作れない

He was bought this dictionary by me.

※理由を書くとややこしくなるので、中学生はそういうルールなんだと思って深く考えずに覚えてしまいましょう。

ドルたん

次は第5文型の受動態を見てみるたん。

☆ 第5文型を受動態にする

She made her parents happy. (彼女は両親を幸せにした)

この場合、目的語は1つ=”her parents” しかありませんので、”her parents” を主語にして受動態にします。

Her parents were made happy by her.
直訳:彼女の両親は彼女によって幸せにされた。

まずは通常通り「主語+be動詞+過去分詞」の形を作り、過去分詞の後ろに補語(ここでは “happy”)、そしてその後ろに “by~” を持ってきます。

それでは次の英文の黄色い部分を尋ねる受動態の疑問文を作ってみましょう。

They call this dolphin Doltan. (彼らはこのイルカをドルたんと呼びます)

普通に疑問文を作ると「彼らはこのイルカを何と呼びますか」となりますが、受動態なので「このイルカは彼らに何と呼ばれていますか」となります。
いきなり受動態の疑問文をつくるのが難しい場合は、まず「彼らはこのイルカを何と呼びますか」から作っていきましょう。

What do they call this dolphin ? (彼らはこのイルカを何と呼びますか)

これを受動態にすると

What is this dolphin called by them ? (このイルカは彼らに何と呼ばれていますか)

となります。

ドルたん

少しややこしいなぁと思った時は、焦らずに順を追って考えていこう♪
次は “by” を使わないパターンを紹介するたん。

① “by~” が省略されるパターン

一般の人々」や「特に必要ない場合」には “by~” が省略されます。

English is used in many countries. (英語は多くの国で使われています)

この文は受動態ですが “by~” がありません。
多くの国で英語を使っているのは特定の誰かではなく、一般の人々なので “by~” が省略されています。

This house was built ten years ago. (この家は10年前に建てられた)

この文も受動態ですが “by~” がありません。
家を建てたのは大工さんで、誰が建てたのかは重要ではないので “by~” が省略されています。
もし誰によって建てられたのかが重要な場合は “by~” を使って表します。

This house was built by Hiromi ten years ago. (この家はヒロミによって10年前に建てられた)

② “by” 以外の前置詞が使われるパターン

熟語として覚えると良いでしょう。

☆ be interested in~ (~に興味がある)
I am interested in science. (私は科学に興味があります)

☆ be surprised at~ (~に驚く)
Everyone was surprised at the news. (みんなそのニュースに驚いた)

☆ be known as~ (~として知られている)
He is known as a great musician. (彼は偉大な音楽家として知られている)

☆ be known for~ (~で知られている、~で有名である)
The hotel is known for its beautiful garden. (そのホテルは美しい庭園で有名です)

☆ be known to~ (~に知られている)
Mt.Fuji is known to many people. (富士山は多くの人に知られている)

☆ be covered with~ (~に覆われている)
Our town was covered with snow. (私たちの町は雪で覆われていた)

☆ be made of~ (~で作られている) ※材料
This desk is made of wood. (この机は木で作られている)

☆ be made from~ (~から作られている) ※原料
Cheese is made from milk. (チーズは牛乳から作られる)

※ その物が何で作られているか見て分かる場合は「be made of ~」、原料の形状などが変わっていて、何から作られているか見て分からない場合は「be made from ~」を使います。

ドルたん

こうした熟語は他にもあるたん。出てきた時に1つずつ覚えていこう♪
次は助動詞と受動態の組み合わせたん☆

☆ 助動詞+受動態

作り方は「主語+助動詞+be+過去分詞(+by~)」です。
例外を除き、助動詞の後ろには動詞の原形がきますので、be動詞は “be” で決まりです。主語によってbe動詞を変える必要はありません。

Tokyo Skytree can be seen from here. (東京スカイツリーはここから見ることができます)

This window will be closed by Mr.Hayashi. (この窓は林先生によって閉められるでしょう)


否定文にする場合は助動詞の後ろに “not” を付け、疑問文にする場合は助動詞を前に持ってきて最後に “?” を付けます。

Tokyo Skytree can not be seen from here. (東京スカイツリーはここから見ることができません)

Can Tokyo Skytree be seen from here ? (東京スカイツリーはここから見ることができますか)

ドルたん

最後に、熟語を含む受動態の文について見てみるたん☆

次の英文を受動態に書き換えてみましょう。

She takes care of her dog every day. (彼女は毎日犬の世話をします)

ポイントは熟語「take care of ~」(~の世話をする)が含まれていて、熟語は1つのまとまりとして扱うという点です。
通常通り「される側の人や物」を主語にして(ここでは世話をされる犬)、「be動詞+過去分詞」を持ってきます。
過去分詞は “taken” ですが、”take care of” という熟語を1つのまとまりとして扱いますので

Her dog is taken care of by her every day.

となります。
taken care of by her と前置詞が2つ続くので「なんか変だな?」と感じるかもしれませんが、これが正しい形です。

ドルたん

これで受動態の説明を終わりにするたん。
受動態は形自体は難しくないけど、覚えることが意外に多くて、書き換えや並び替え、穴埋めなど出題パターンも多いからしっかり勉強しておこう!

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